おすすめのDVD作品その2

「おおかみこどもの雨と雪」は私にとって、とても大好きな作品です。
しかし、同時に切なくて悲しくて、見たいけれど見たくない私の心を揺さぶり不思議な気持ちにさせてくれる映画です。

この作品を見る時、私はいつも主人公の花に感情移入して見ています。
見た目はみすぼらしいけれど、勉強をしたい意欲と前向きさ、ひたむきさを持つ魅力的な少年に心惹かれる花。

私も彼に心惹かれます。
その彼が、実はおおかみおとこだったと知った時の花の驚きは大きなものだったことでしょう。
しかし、花は無条件に彼を受け入れる。
このことによって、今まで一人ぼっちだったおおかみおとこは孤独ではなくなりました。

私はこのシーンが大好きです。
その後雪が生まれ、雨を身ごもり家族の一番幸せな時がやってきま
す。
しかし、その直後に訪れた悲劇。結局おおかみおとこは野生を心の内に秘めていたのでしょうか。産後すぐの奥さんの為に獲物を取りに行き、息絶えます。
その亡骸が清掃車によって運ばれるシーンは何度見ても涙が溢れてきます。

花が女で一つで育てた二人の愛する子供たち。
おおかみおとこを愛していた花にとって、子供たちは彼と過ごした証そのものだったはず。
彼女のひたむきさと前向きな態度には敬服しました。しかし、子供を育てることは大変な仕事ですが、いつか子供の巣立ちによって一応の終わりを迎えます。

人間として生きることを選んだ雪はともかく、おおかみとして生きることを選んだ雨との別れは辛く悲しいものでした。

私も現在二人の子供を育てる年齢になり、子離れしなくてもと思いつ
つもなかなか出来ないでいます。
しかし、花の雨を送り出す時のシーンを見ると私も頑張らなくてはという気持ちになります。

いろいろと勉強させてもらえる作品で、とても私は大好きなお話です。でも、おおかみおとこには花をもっと幸せにして欲しかったな。